2022.02.09ベトナムで健康食品が今ブーム!?
ベトナムでは健康意識の高まりから、健康食品市場が拡大しています。健康食品市場は、急速に成長している市場の一つだ。グランド・ビュー・リサーチによると、2018年の世界の市場規模は約1615億ドル(約1兆7400億円)で、25年までに年平均成長率7.9%で成長し、約2758億ドルに達すると予測されていて
L.E.K.コンサルティングによると、東南アジアの市場規模は16年に174億ドルで、15~20年に年平均成長率9%伸びると予測しています。
ベトナムの市場規模は15年に約18億ドルで、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で3番目だったが、15~20年の成長率は一番高いのです。
人気のきっかけは
ベトナムで健康食品が輸入され始めたのは1999年。
この時期は健康食品を生産するローカル企業はわずか13社で大部分は海外からの輸入に依存していました。
国内のサプライヤーが急速に増えたのが2017年。
4000社以上が健康食品の製造に着手した結果、現在は市場の約60%が国内産となっています。
ベトナム人が健康に興味を持つようになった理由のひとつが環境問題で、ベトナムでは経済の発展に伴い、排気ガス、川や土壌の汚染などの問題が日増しに大きくなっています。
汚染された魚や肉を食べたことによる健康被害が報道されることも少なくありません。
理由の二つ目が経済発展による所得の増加です。国民の所得が増加し、中間層が増えたことで健康食品を購買できる層が広がりました。また経済が活発化し、ファストフード店も増加したことも要因の1つにあります。
以上の背景から、健康食品市場が一気に拡大しました。またそれにより肥満率の上昇もあげられるようです。
ベトナムで圧倒的人気の品目が”スピルリナ”
ベトナム人の間でがん予防に良いと言われており、日常的に飲む人が増えています。
とはいえ、かなり高額であることから実際に飲んでいるのは富裕層が中心で、価格がこれから下がることで、さらに市場が拡大することが予想されます。
ビタミン剤は比較的安価な値段で買えることから、日ごろから使用している健康食品です。
日本人が飲むことが多いミネラル、カルシウム、セサミンなどの定番商品も比較的手ごろな価格で年齢を問わず幅広く浸透しています。
美肌やアンチエイジングに対する探究心が非常に強いベトナムでは、コラーゲンやプラセンタなど美肌関連商品の市場も拡大中で比較的人気があります。
日本のドラックストアでよく見かける企業が製造した、美肌成分のサプリメントやパウダーは女性を中心になじみ深い存在となっています。
いかがでしたでしょうか。
ベトナムの市場は2~3年がピークでその後は同じカテゴリーが売れ、後発カテゴリーは売れなくなってしまいますので、先手必勝で進めたいですね。
ベトナムの販路をお考えの健康食品・化粧品メーカー様はいつでもご相談くださいませ。